日向坂46の事務所はどこなのでしょうか。この記事では、日向坂46の事務所について解説していきます。
日向坂46の事務所は?
日向坂46の事務所は Seed & Flower 合同会社 (Seed & Flower LLC)という会社です。ファンからは、Seed & Flower を日本語に直して、種花運営や種花と呼ばれることが多いです。僕らが運営のSeed & Flower という名前を見る機会はあまりありませんが、強いて言えば、MVの最後にSeed & FlowerというテロップがMVの最後に挿入されるので、そこで見た人が多いかもしれません。
他の坂道グループの事務所は?
坂道グループはすべて同じ事務所だと思われがちですが、実は全てのグループで同じ事務所ではないです。乃木坂46が「乃木坂46合同会社」という事務所で、櫻坂46と日向坂46が「Seed & Flower 合同会社」という事務所になっています。
グループ名 | 所属事務所 |
乃木坂46 | 乃木坂46合同会社 |
櫻坂46 | Seed & Flower 合同会社 |
日向坂46 | Seed & Flower 合同会社 |
乃木坂46だけ事務所が違う!
櫻坂46と日向坂46は同じ事務所なので、売り出し方がかなり似ている印象を受けます。
なぜ乃木坂46だけ事務所が違うのか
なぜ、乃木坂46だけ事務所が違うのでしょうか。これは実は逆で、櫻坂46と日向坂46がたまたま事務所が同じなのです。秋元さんがプロデュースするアイドルグループでは、グループごとに事務所が違うのが普通です。例えば、48グループでいうと、AKBもSKEもNMBも所属事務所が全て違います。
では、なぜ事務所が違うのでしょう。まず1つ目に考えられる理由は、それぞれの会社同士で競争させるためです。会社同士で戦わせることによって、それぞれのファンにより良いものを提供することができます。もし、事務所が全て同じだと、1つの部門が売れ行き好調になれば、その利益の出る部門に注力し、他の部門を疎かにしてしまいがちになります。ただ、分社化することによって、そのような一種の”怠慢さ”をできるだけ排除しているわけです。
考えられる理由2つ目としては、リスク分散です。もし、1つの部門が急激に業績が悪化すると、利益を出している分野にまで影響を及ぼしかねません。なるべく分けることで、そういった”共倒れ”のリスクを回避していると言えます。
また、考えられる理由3つ目としては、差別化を図るためだと思われます。同じ1つの事務所が全てのアイドルグループをまとめて管理してしまうと、全てのアイドルグループが均質化されかねません。ただでさえ、一般人からすれば、48Gなんてどこも同じだと思われているのですから、同じ事務所が管理すれば、さらに見分けがつかないほど同一視されてしまうことになります。事務所を分けることで、グループごとに少しでも差異を出そうとしているのでしょう。
というわけで、分社化することはメリットがかなり大きいことがわかると思います。では、なぜ櫻坂46と日向坂46は事務所が同じなのでしょうか。これは、欅坂46とひらがなけやき46の名残であると考えられます。櫻坂46と日向坂46は昔は欅坂46(けやき坂46)という同じグループでした。同じグループであれば、当然、同じ1つの事務所が管理します。しかし、けやき坂46は独立し、日向坂46へ、欅坂46は櫻坂46へと改名を果たし、それぞれ別のグループとなり巣立っていくことになります。そのとき、分社化せず、同じ事務所のまま管理することになりました。その名残で事務所は同じなのでしょう。
櫻坂46と日向坂46は売り出し方が似ている
先ほど述べたように、櫻坂46と日向坂46は事務所が同じなので、ファンとして乃木坂46、櫻坂46、日向坂46を追っていると、櫻坂46と日向坂46は売り出し方が似ていると感じます。僕がパッと思いつく点を列挙すると、次のようになります。
- ファンへの発信方法
グループ名 | 方法 |
乃木坂46 | モバイルメール |
櫻坂46 | メッセージアプリ |
日向坂46 | メッセージアプリ |
乃木坂46だけモバイルメールと呼ばれる方法を取っており、櫻坂46と日向坂46はメッセージアプリという方法をとっています。
- ブログへのコメント
グループ名 | ブログのコメントの可否 |
乃木坂46 | ○ |
櫻坂46 | × |
日向坂46 | × |
乃木坂46はブログにコメント欄が設けられていますが、櫻坂46と日向坂46はコメントを送ることはできません。
- タイアップコンビニ
グループ名 | コンビニ |
乃木坂46 | セブンイレブン |
櫻坂46 | ローソン |
日向坂46 | ローソン |
坂道グループは、たまにコンビニでタイアップキャンペーンを行うのですが1、そのキャンペーンを行う企業が違い、乃木坂46はセブンイレブンで、櫻坂46と日向坂46はローソンで行います。また、櫻坂46と日向坂46は同時にキャンペーンをやることが多いです。
これら以外にも、例えば、
- 櫻坂46と日向坂46のHPは似ている(というより、乃木坂46のHPが明らかに違う)
- Twitterの櫻坂46と日向坂46の冠番組告知ツイートの投稿時間がほぼ同じ
- ツアーの開催時期が同じ(乃木坂46は夏、櫻坂46・日向坂46は秋)
- 櫻坂46と日向坂46共同ゲームアプリがある
など、上げ始めたらキリがないくらいです。やはり、櫻坂46と日向坂46は売り出し方が似ていると感じます。
事務所は分けた方がいい?
事務所が同じだったり、売り出し方が似たりすると、ファン側から見れば、それぞれのグループに親近感を覚えるようになり、始めは一方のグループにしか興味がなくても、次第に兼オタ化していくこともすることがあります。ただ、事務所が同じというのは、そういったファンの感じる”親近感”というメリットはあるものの、デメリットの面も少なからず存在します。櫻坂46と日向坂46の場合、同一事務所のデメリットの一例を挙げると
- 櫻坂46と日向坂46の経営の不透明性
- 干渉によるそれぞれの事業が進めにくさ
- スタッフ兼任による効率ダウン
- 名前の分かりにくさ
- 同じ事務所によるメリットの少なさ
などになります。こういったデメリットも少なからず影響してくるので、分社化することを望む声も少なくはありません。
日向坂46LLC騒動
2020年9月ごろ、日向坂46はSeed & Flower から独立し、日向坂46LLCになったのではないかと騒がれる騒動がありました。メディアではメンバーの写真が使用される際には、著作権者を明記しなければならないのですが、とあるニュースサイトでメンバーのその著作権者欄に「日向坂46LLC」という表記があったのです。このときは、分社化したのでは?とファンの間で大きく騒がれましたが、「日向坂46LLC」という表記があったのは後にも先にもこの1件のみであり、ただの空騒ぎに終わることになりました。法人の登記情報にも載っていなかったらしいので、日向坂46LLCというのは、だたの誤表記であったと考えるのが自然でしょう。
Seed & Flower はソニーの子会社
Seed & Flower 合同会社なんて坂道のファンになって、初めて聞いた人も多いかもしれないけれど、ソニーという会社は聞いたことがある人が多いと思います。Seed & Flower 合同会社はそのソニーの子会社です。厳密には、Seed & Flowerは株式会社ソニー・ミュージックエンターテインメントという会社のグループ会社であり、そのソニー・ミュージックがソニーの子会社なのです。ソニー・ミュージックは、ソニーのうち、音楽部門を扱う組織のことを指します。日向坂46のレコード会社は、Sony Music Records なので、ソニーに関係した会社になっています。
事務所とレコード会社とレーベルの違い
レコード会社の話題が出たので、事務所とレコード会社とレーベルについても軽く触れておくことにします。事務所はメンバーのマネージメントをします。つまり、事務所はメンバーのスケジュール管理やメディアへの売り込みを行っています。例えば、日向坂46は全員選抜で行こう、とかハッピーオーラをグループの象徴にしよう、とかは全て事務所が行う業務になります。一方で、レーベルというのはレコード会社の部署であり、CDの製造や販売を行う組織です。要は、音楽の販売元のことです。なお、乃木坂46、櫻坂46、日向坂46のレコード会社とレーベルは次のようになっています。
- レコード会社
グループ名 | レコード会社 |
乃木坂46 | Sony Music Records |
櫻坂46 | Sony Music Records |
日向坂46 | Sony Music Records |
レコード会社はすべて同じ!
- レーベル
グループ名 | レコード会社 |
乃木坂46 | N46Div |
櫻坂46 | Sony Records |
日向坂46 | Sony Records |
レーベルは乃木坂46だけ違う!
ちなみに、レーベルはちゃんとCDに明記されています。
まとめ
まとめると次のようになります。
グループ名 | 所属事務所 |
乃木坂46 | 乃木坂46合同会社 |
櫻坂46 | Seed & Flower 合同会社 |
日向坂46 | Seed & Flower 合同会社 |
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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