【日向坂46】東京ドームのサプライズ失敗とは何だったのか?

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日向坂46は、2022年3月30日・31日に東京ドーム公演を成功させ、両日で約10万人のファンを熱狂させました。しかし、31日の東京ドーム公演ではサプライズ失敗事件が起きていました。今回は、東京ドームサプライズ失敗事件について解説していきます。

東京ドーム公演

サプライズ失敗事件の概要

その事件は、2022年3月31日の東京ドーム公演2日目に起きました。ライブもいよいよ終盤、ダブルアンコールでの「約束の卵」披露中のことでした1

約束の卵が始まってすぐ、ステージ上のスクリーンに次のような文章が表示されました。

日向坂46のメンバーへサプライズをしたいと考えております。そこで、このモニターの指示に従ってペンライトを消してください。2

そして、その後、次のような表示がなされました。

座席に指示があった方は、座席の指示に従ってください。3

つまりは、座席に指示のあった人はペンライトを点灯させ、それ以外の人はペンライトの色を消すことで、座席のファンのペンライトの光で、「ありがとう」等の文字を作り、メンバーにサプライズで仕掛けようと画策していたということです。

そして、約束の卵の終盤、モニターには、次のような文字が。

今です。ペンライトを消してください。4

しかしながら、全然ペンライトは消えず、サプライズ失敗してしまいました。

サプライズ失敗事件のその後

サプライズ失敗のその後、Twitterでは「サプライズ失敗」がトレンド入りを果たし、日向坂46の東京ドーム公演でメンバーへのサプライズ失敗を多くの人が認知する形になりました。また、まとめサイトでも「サプライズ失敗」の件が大きく取り上げられ、何となく後味が悪い結果に終わってしまいました。

また、東京ドーム公演の2日後の4月2日の森本茉莉のSHOWROOM配信では、

(サプライズ失敗の件について)マネージャーさんが悔しがっていた

2022年4月2日 森本茉莉のSHOWROOM配信より

という旨の発言をしており、どうやらサプライズ失敗の件はメンバーにも伝わってしまったようです。

なぜサプライズは失敗したのか

では、なぜサプライズは失敗したのでしょうか。これには大きく次のような理由があると思います。

① ステージ上部のモニターを見ていない観客が多かった

まず、考えられる原因として、ペンライトを表示する指示のあったモニターの位置にあると思われます。東京ドームでのステージ構成は次のようになっていました。

ペンライトを消す表示がされたモニターはステージ上部のモニターだけでした。

多くの観客は上のモニターなど視界に入れずに、メンバーを見ていました。特にこの曲は、ファンにとっては特別な曲であり、振り付けが比較的簡単であったので、少し練習をすれば何となく踊れるため、メンバーを見ながら振付をコピーしながら踊るファンも大勢いました。そのため、多くのファンが指示のあったモニターは視界に入っていなかったファンも多かったです。

実際に、現地にいた人で、ライブ終わりにツイッターで「指示に気づかなかった」と嘆いているファンは多かったです。

② ペンライトを消す席には事前告知が一切なかった

2つ目の理由として、ペンライトを消す席に一切の事前告知がなかった点にあります。先ほども述べたように、指示があってもペンライトをつけるように指示のあった(座席にその旨を書いた紙が置いてあった)のですが、ペンライトを消す側の席には一切指示がありませんでした。そのため、約束の卵披露中に運良く上のモニターの表示に気づいたとしても、観客の頭の中では「???」となる可能性が高く、何のことやらわからないとなってしまったのです(私はこれでした)。

しかも、ペンライトをつけておくように書かれた紙を置いてあった席の人も、どうせコロナウイルスによる規制退場の件だろうと思い、紙を見なかった人もいたそうです。

なお、このようにペンライトを消して文字を描くというサプライズを過去に乃木坂さんがやっていたようで、勘のいい人はそのことに気づいたようですが、私はそのことを一切知らなかったため、とりあえずペンライトを消してみたものの、何のこっちゃさっぱりわからないという状況でした。

どうすれば成功したのか

では、どうすれば成功したのでしょうか。

ペンライトを消す側の席にも事前告知を入れておく

ペンライトを消す側の席の人にも事前告知を入れておくべきだったでしょう。それだけでも成功確率がぐんと跳ね上がったと思います。事前告知を入れなかったことによって、メンバーへのサプライズではなく、ファンへのサプライズとなってしまいました。

ただ、2日目の午前中は、メンバーが観客席に入って写真を撮ってブログに上げていましたので、メンバーがいなくなってから観客が入場するまでのわずか数時間で、ペンライトを消す側の席も含めて約5万枚の紙を座席に配置することは現実的に不可能でしょう。ですから、何らかの理由をつけて、メンバーを観客席側に入れさせずに、事前告知の紙を配置するべきだったでしょう。

空色ではない色で文字を作ろうとするべきだった

空色ではない色で文字を作るべきだったと思います。今回、空色で文字を作ろうと画策していたようですが、空色で文字を作るのはハードルが高すぎます。空色ではない色で文字を作れば、もし周りのペンライトが消えなくても、周りが全て空色の中でその色だけが浮き上がりますので、文字を認識することが可能になったと思います。何らかのリスクヘッジは取るべきだったでしょう。

運営は何の文字を書かせたかったのか

今回、運営は何の文字を書かせるつもりだったのでしょう。これについては、明かされていないので、運営のみ知っていることになります。なので、我々は推測をするしかないわけですが、おそらくは「ありがとう」のような文字だと考えられます。

円盤ではどうなる?

2022年7月20日にこの東京ドーム公演が円盤化されることが決定しました。

このサプライズの件は無かったことにして映像化されるのでしょうか。

おわりに

東京ドーム公演は大成功を収めましたが、サプライズ失敗によって何だか後味の悪い結果となってしまいました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

  1. 約束の卵はこのライブでの最後の披露楽曲であった
  2. 細かい文字は違うと思われるが、このような趣旨の文章であったと記憶している
  3. 細かい文字は違うと思われるが、このような趣旨の文章であったと記憶している
  4. 細かい文字は違うと思われるが、(以下略)

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