坂道の曲を聴いていると、「あっ、またこのフレーズ使っている！」とか「あっ、またこの展開か！」と思うことがあります。そこで、私個人が思う秋元康氏による歌詞あるあるを紹介します。なお、私は日向坂46を中心に坂道グループを応援しているファンなので、坂道系の歌の歌詞中心になってしまうと思いますが、ご了承ください。また、書いた後に思ったのですが、例としてあげた曲が、割と最近の曲ばかりになってしまいました。最近の曲の方が印象に強く残ってしまっているので、そうなってしまったのだと思います。ご了承ください。
秋元康の歌詞あるある
ここから、秋元康の歌詞あるあるについて考えていこうと思います。勘違いされないように、初めに述べておきますが、本記事は決して秋元康氏の歌詞を批判するつもりで書いているわけではありません。ファンの間では秋元康氏の歌詞は槍玉に挙げられることも多いですが、私は決してそのようには思っておりません。むしろ、あれだけの曲をよく作詞できるなあといつも感心しています。
秋元康の全般的な歌詞の特徴
まず、秋元康の全般的な歌詞の特徴について解説します。全般的に、秋元康は誰が歌うのかを想定した歌詞作りを行なっている印象です（特に表題曲）。秋元康本人も過去にテレビ番組で次のように発言していました。
（歌い手が）すでにあるもの、持っているものを歌詞にしている（大意）
ー秋元康（関ジャムにて）
この発言にもあるように、秋元康は誰が歌うのか想定して作っているようです。例えば、秋元康は、よく欅坂46の「サイレントマジョリティー」を作詞したことについて次のように述べています。
欅坂46のメンバーのオーディションをした時にアイドルのオーディションと思えないくらい笑わないし、媚びないし、不思議な子たちだな。でも、いいな、それがと思った。どうしてもよろしくお願いします！ ニコニコっていうのがアイドルだったのに、彼女たちは違ったんで、これをメッセージとして伝えようと思った。自分の意見を言っていいんだよっていうようなメッセージができたらいいなというところから作り始めた
ー秋元康
つまり、欅坂46のメンバーは大人に対して何も言わないから、それに沿った歌詞作りをしたところ、サイレントマジョリティーができた、ということだと思います。
他にも、例えば、ウクライナ侵攻の反対を歌ったSTU48の「花は誰のもの？」という曲があります。反戦歌はどのアイドルでも歌うことができますが、わざわざこの歌をSTU48に歌わせたのは、世界で初めて原子力爆弾が落とされた広島を含んだ瀬戸内を中心に活動をしていて、その土地柄戦争と関連の強いSTU48に歌わせたのだと思います。このように、秋元康は誰が歌うのかを想定した歌詞作りをしているのだと思います。
アイドルの軌跡・ストーリーを重要視した歌詞
秋元康の歌詞の特徴として、アイドルの軌跡・ストーリーを重要視した歌詞を書くことが多いです。例えば、けやき坂46の「イマニミテイロ」はその当時のけやき坂46の現状を歌った楽曲になります。
ある日 突然 大人たちから「やってみないか」って言われて
けやき坂46「イマニミテイロ」
どうするつもりだ臆病者よ
イマニミテイロはひらがなけやき日本武道館3Days公演のアンコールで発表された楽曲です。日本武道館3Days公演は、欅坂46からの振替公演で急遽けやき坂46が代打として務めることになった公演です。当時、欅坂46のアンダーグループとして活動していたけやき坂46でのこの公演を絶対に成功させたいという意気込みや、現在置かれている状況が伝わってきます。
また、櫻坂46の「BAN」もグループのストーリーと歌詞の関連がわかりやすい歌詞の例になります。”BAN”とは「禁止」や「退場」といった意味があります。このシングルの発売の数ヶ月前、欅坂46から櫻坂46への改名を行い、欅坂46はある意味アイドルとしてBANされてしまったわけです。櫻坂46の「BAN」は欅坂46から櫻坂46への改名、そして櫻坂46としての決意をそのまま描いたような歌詞になっています。
どんな状況に追い込まれても僕は絶対BANされるものか
櫻坂46「BAN」
秋元康は、歌詞をグループのストーリーに沿った歌詞を書くのですが、それをそのまま書くのではなく、グループのストーリーをグループの歴史を知らない多くの人にも受け入れてもらうように、一般論に置き換えて、歌詞を書いているということです。そうすれば、グループの歴史を知っているファンにとっては、大きな共感を得られるし、知らないファンにとっても学生時代に「そんなこと思ったこともあるなあ」と共感を得ることができます。欅坂46の表題曲は本当にこの手の歌が多かったです。欅坂46を何も知らない人にとってみれば、一般人向けのような歌詞、ファンにとってはグループと深く共鳴したように聞こえる歌詞、つまりは、ダブルネーミングの歌詞となっていたのです。欅坂46はそれだけグループストーリーが豊潤なグループだったのかもしれません。
結局、秋元康がアイドルの軌跡やストーリーを重視した歌詞を書くのは、アイドルをどこか「物語」として見ている箇所があるためであると思われます。
よくある展開
ここからは、秋元康の歌詞によくある展開を紹介します。
恋愛曲は男目線
秋元康がプロデュースしているアイドルグループは女性アイドルであることがほとんどなのに、なぜか一人称は「僕」で、男目線の恋愛曲であることが多いです。これは、「私（わたし）」よりも「僕（ぼく）」の方が文字数が少なく、歌に載せやすいから男性目線の曲になっているらしいですが、実際はどうなのかはわかりません。
例えば、日向坂46は表題曲に恋愛曲が多い1ですが、そのほとんどが男性目線の楽曲2になっています。
きっと言ってみたってピンとこないさ 僕が勝手にキュンとしただけ
日向坂46「キュン」
もしかしたら自分は恋をしてるって知って 僕はどうやって急に君に接すればいいのかな
日向坂46「ドレミソラシド」
気弱な主人公
なぜか気弱で自分に自信がない主人公が多いです。気弱というか、自分を卑下している主人公というか…。例えば、日向坂46の「僕なんか」がその好例です。曲名からしても「僕なんか」ってかなり気弱ですよね。
僕なんか 君のそばにいちゃだめだ
日向坂46「僕なんか」
僕なんか このまま遠くで盗み見ながら
情けない自分に 諦めろと呟くだけ
「僕なんか」の主人公はかなり自分を卑下しています。
また、日向坂46の「Right？」では同様に気弱な主人公が描かれています。
何回も確認したくなる 本当に僕と付き合ってくれるんだよね
日向坂46「Right？」
Right？いいんだよね Right？大丈夫？Right？今の僕 Right？だってさ…
なお、日向坂46の「Right？」では付き合っている相手から主人公に対してツッコミを入れられています。
僕なんかをどうして選んだの？君聞いたら叱られたよ
日向坂46「Right？」
こらっ！そういう言い方 自分を卑下しちゃダメだって
なぜか気弱で自信のない主人公が多いんですよねえ…
大人たちに反抗しがち
秋元康の書く歌というのは、大人たちに反抗している曲が多いです。恋愛曲か大人たちへの反抗曲か2ジャンルしかないんじゃないかというほど、大人たちへの反抗曲は多いです。これは歌い手が10代〜20代のアイドルなのでしょうがないことなのかもしれませんが。
例えば、欅坂46のサイレントマジョリティーがこの代表例になります。
君は君らしく生きていく自由があるんだ 大人たちに支配されるな
欅坂46「サイレントマジョリティー」
初めからそう諦めてしまったら 僕らは何のために生まれたのか？
「大人たちに支配されるな」という歌詞にあるように、大人への反骨心を歌った曲になります。
けやき坂46の「期待していない自分」もこの例になります。
慎重に生きろなんて 大人たちは言うけれど
けやき坂46「期待していない自分」
行きたい方へ歩きたくなる いけないことなのか？
まあ、この手の曲は秋元康の歌詞には多いのです。
動かない主人公
秋元康の書く歌は主人公が自ら動こうとしいません。例えば、けやき坂46の「おいで夏の境界線」では、友達のままじゃなくて、恋人になりたいと主人公は強く思っているのに、告白をするのではなく、友達のままでいいかと結論づけてしまいます。
歌詞中盤では
（おいで）君に好きだって言おう
けやき坂46「おいで夏の境界線」
（おいで）言葉にしなきゃ伝わらない
（おいで）友達のままじゃいられない
と恋人になりたがっていますが、終盤では
そんな葛藤 何も見せずに 僕はいい人のままで
けやき坂46「おいで夏の境界線」
と友達のままと結論づけています。いや、告れよ！
恋人になりたいと思っていても、じゃあ告っちゃお！となる展開は見たことがありません。
たった1つの出来事で物事好転
1つの出来事で物事が好転するという歌詞の流れも非常に多いです。
例えば、乃木坂46の「君に叱られた」は、主人公の「僕」が君に叱られたという、1つの出来事で、愛すべきなのは過去の「君」ではなく、叱ってくれた今の「君」の存在であることに気づき、考え方が代わり、世界が広く感じるようになります。
何かに例えがち
これは秋元康の歌詞だけによく見られる特徴、というわけではなく、何かモノを書く時によくある手法”比喩”のことになるのですが、秋元康はこの手法をとにかくよくやるのです。例えば、日向坂46の「この夏をジャムにしよう」では「夏の過ぎ去ってしまった時間を止めておきたい」という気持ちを「夏をジャムにする」という行為に例えています。また、日向坂46のアディショナルタイムでは、サッカー用語の「アディショナルタイム」を恋愛の世界に持ち込み、見事に恋愛用語のように歌詞を書き上げていました。その後、日向坂46のファンの間でも日常的にアディショナルタイムという単語は使われるようになり、時折ATと略されることもあります。
よく使うフレーズ
次に、秋元康のよく使うフレーズについて紹介します。秋元康にはだいたいよく使うフレーズがあるので、それを紹介します。
風が吹きがち
秋元康の歌詞の場合、風が吹きがちです。とにかく風が吹いています。そもそも、秋元康の歌詞では天候関係のフレーズが出てくるのですが、その中でも「風」は最もよく出てくる単語の一つです。
風に吹かれても何も始まらない
欅坂46「風に吹かれても」
欅坂46の「風に吹かれても」は風に吹かれていることがタイトルになっている楽曲です。そのほかにも、以下のような楽曲では風が吹いています。
空の涯に向かい 風は吹き続ける
けやき坂46「誰よりも高く跳べ」
新しい風が今吹き抜けて拓けたよ
欅坂46「太陽は見上げる人を選ばない」
瞳を閉じてごらん 感じるはずさ 風が吹いているよ
日向坂46「窓を開けなくても」
風が吹いている楽曲は山ほどありますが、このくらいにしておきます。
木が登場しがち
秋元康の歌詞中では自然を彷彿とさせるようなものがよく出てきますが、中でも木々はよく登場します。
眠れぬ夜は心の森の木々を揺らすだけ
日向坂46「声の足跡」
誰だって昨日に縛られてたように今日を生きる 木々は何に怯えるのか
乃木坂46「絶望の一秒前」
木々から日差しもよく漏れていますね。
Yo! 緑の木々 漏れる日差し
櫻坂46「buddies」
思いやりの木漏れ日が揺れるんだ
日向坂46「世界にはThank you！が溢れている」
いつもの道 木漏れ日の街路樹
乃木坂46「羽根の記憶」
木々から日差しがよく漏れているため、木漏れ日という単語も登場しがちです。
吹いた風が木々を揺らしがち
吹いた風が木々を揺らしがちです。風が吹く＋木々というあるある合わせ技です。風によって木々がよく揺れています。
爽やかな風が吹いて 木々の枝 揺らしている
乃木坂46「悲しみの忘れ方」
風が木々を揺らして 日差しが焦ったそうに
けやき坂46「君に話しておきたいこと」
風が木々を揺らすように笑顔は連鎖して行く
日向坂46「JOYFUL LOVE」
結構揺れてますねえ。
空（青空）や太陽を見上げがち
秋元康の書く歌詞の主人公は何かある度に空や太陽を見上げています。
朝の空を見上げて 今日という一日が
AKB48「365日の紙飛行機」
くしゃみが出てしまう 眩しい太陽見上げると (why?)
乃木坂46「Actually…」
この空見上げて祈る 地球上の争いがなくなるように
けやき坂46「ハッピーオーラ」
昨日とは違う空見上げて
櫻坂46「思ったよりも寂しくない」
このように「空」だの「太陽」だの「雲」だの天候関係の用語はよく出てきます。まあ、空などの天候関係に逃げるのは、康あるあるというよりも、J-POPあるあるかもしれません。
夜明けがち
次のあるあるですが、康の歌詞、「夜、明けがち」です。要は、「夜明け」という単語をよく使っているのです。
希望はどこにある 生まれ変わる瞬間 夜明けまで強がらなくていい
乃木坂46「夜明けまで強がらなくていい」
乃木坂46の「夜明けまで強がらなくていい」は当時、乃木坂46に加入したばかりの4期生遠藤さくらがセンターに立ち、リリースされた曲です。そんな子が晴れてアイドルになったことを「夜明け」として捉え、歌詞に書かれたのだと考えられます。
何を待てばいいのだろう 夜明けまでまだまだだ
櫻坂46「Dead end」
寝転びながら 夜明けを待ち続けた
日向坂46「月と星が踊るMidnight」
カーテン登場しがち
カーテンが揺れているか、カーテンを開けるor閉めるとか、結構出てきます。例えば、乃木坂46のデビュー曲は「ぐるぐるカーテン」です。
カーテンの中 太陽と彼女と私
乃木坂46「ぐるぐるカーテン」
坂道の曲にカーテンというよく用語が出てくるのは、乃木坂46のデビュー曲が「ぐるぐるカーテン」であり、「カーテン」そのものが乃木坂46を形容する一つの用語であるようになったため、よく出てくる説はあります。
カーテンの裾のあたり 木目の床
乃木坂46「ないものねだり」
乃木坂46のないものねだりに関しては橋本奈々未の卒業楽曲ということもあり、おそらくこれはあえてカーテンという用語を使っているものと考えられます。
眩しすぎる太陽が カーテンの裾から漏れる
櫻坂46「BAN」
風がふいに吹いて 窓のカーテンを膨らませた
日向坂46「ソンナコトナイヨ」
風が吹く＋カーテンというあるあるコンボ。
急に英語使いがち
なんか急に英語の歌詞が登場してきます。
そう明日が信じられないからだ
乃木坂46「絶望の一秒前」
What do you think of yourself
こんな僕じゃなかったのに
保護色のようなもの気づいていないだけ
乃木坂46「しあわせの保護色」
I found it, will be good
I found it, I know well
I found it in my heart
こんな感じで急に英語が登場してきます。
さあ自分の力信じて
日向坂46「何度でも何度でも」
Oh! Trust me!
正直な話、Trust meとかダサいからやめてほしい。
Wowとかheyとか入れがち
康の歌詞はとにかく困ったら、wowとかheyとか入れてます。wowとかheyとか、私の体感では康の作詞の歌詞のうち、50%程度の確率で入っている印象です。特に有名なのが、乃木坂46の「Route246」です。一回、歌詞を検索してみてください。wow wowばかり言っています。
Hang in there! Come on, keep at it!
乃木坂46「Route246」
WOW WOW WOW WOW
Hang in there! I believe in you!
WOW WOW WOW WOW
wow wow以外にもyeahとかlalalaとか色々入れてきます。
Yeah Yeah 伝わるかい？Yeah Yeah 楽しいかい？
けやき坂46「ハッピーオーラ」
Ooh la lal la, ooh la la la, ooh la la la
日向坂46「君しか勝たん」
Wow, wow, wow, wow
ooh la la laってなんやねん（笑）
「〇〇とは△△だ」構文使いがち
「〇〇とは△△だ」という構文や「〇〇は△△するもの」といった構文を使いがちです。常に何かと断定をしています。
人間(ひと)は誰も 孤独に弱い生き物だ
乃木坂46「ここにはないもの」
人は誰も皆 自分から諦めてしまう
けやき坂46「永遠の白瀬」
人は誰もみんな 生まれ変われるんだ ある日突然
乃木坂46「Out of the blue」
これを集めていくと、ある凝り固まった思想の人が出来上がりそう。
音に対して歌詞詰め込みがち
音に対して歌詞を詰め込みがちです。短い時間の間に相当な量の歌詞を詰め込むため、必然的に歌を歌うのが早くなりがちです（早口になる）。アイドルを見ていても、歌うのが苦しそうだなと思うことがたまにあります。
これだけは、歌詞を書いてもよくわからないと思いますが、YouTube等で聞いてみると、わかると思います。
今 僕たちは 僕たちは 憂う 刃向かった刃向かった大人
日向坂46「月と星が踊るMidnight」
いつしか 嫌だった嫌だった世界 背をつむり生きることに抵抗なくなった
何度でも何度でも間違えて 次の道探すんだ
日向坂46「何度でも何度でも」
遠回り遠回りしたって ゴールにつけばいいだろう
もう少しゆったり歌わせてもいいんじゃないかなあと思うことも多々あります。
好きな人（恋人）が上京しがち
好きな人や恋人が上京もしくは東京へ行き、離れ離れになりがちです。
東京の大学受けるって言われて
日向坂46「酸っぱい自己嫌悪」
どうしてあの時 僕は不機嫌に背中向けたまま 帰ったのだろう
遠くで暮らさなきゃいけないほど
欅坂46「青空が違う」
夢はそんなに大事ですか？
秋元康の高校時代も、好きな人が上京してしまったのでしょうか。
流行りの言葉を取り入れがち
秋元康は流行りの言葉を取り入れがち、そして、それをタイトルにしがちです。例えば、乃木坂46の「インフルエンサー」や日向坂46の「君しか勝たん」など、その時々に流行った言葉をタイトルにすることもあります。ただ、この流行りの言葉を取り入れる秋元康の手法には、ファンの間には賛否あり、時間が経ったときに、古臭く感じるようになるから、やめてほしいという意見も散見されます。
まとめ
まとめると、秋元康の書く歌詞には一定の傾向・特徴があるということになります。最後に、秋元康がよく使う単語をまとめておきます。
空 / 風（吹く） / 雨 / 太陽 / 陽だまり / 光 / 木々 / 木漏れ日 / 僕 / 横断歩道 / 高架線 / 電車 / 駅 / バス / 青春 / 夢 / 希望 / 期待 / 色 / 涙 / 世界 / 地平線 / 水平線 / 過去 / 未来 / 居場所 / 客観的 / 大人たち / 人は誰もみな / カーテン / ここにはない / ここじゃない / wow / yeah
この辺りの単語で歌狩をしても面白そうですね。
以上になります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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