こんにちは。今回は、日向坂46の6th「ってか」のカップリング曲「アディショナルタイム」の歌詞について考えていきたいと思います。
アディショナルタイム概要
アディショナルタイムは、2021年10月27日に日向坂46から発売された6枚目シングルとして発売された「ってか」の通常盤カップリング曲です。メンバーからもファンからも人気の楽曲で、アディショナルタイム(Adittional Time)からATと略されることが多いです。たまに、ATMと略す人もいますが、それだと別の意味になってしまいますね。ちなみに、ATMはAutomatic Teller Machineの略だそうです。みーぱんのラジオで言ってました(笑)
アディショナルタイムとは
さて、まずはこの曲のタイトルにもなっている「アディショナルタイム」について考えていきたいと思います。「アディショナルタイム」とは、一般に、サッカー関連の用語として使われることが多いです。辞書には次のように掲載されています。
サッカーで、負傷者の交代や負傷者の手当てなどにより、試合が中断された分を延長する時間。
デジタル大辞泉(小学館)より
つまりは、アディショナル(追加された)タイム(時間)ということです(そのままw)。この曲もそのことについて歌った曲です。ただ、この曲が歌っているのは、あくまでも恋愛におけるアディショナルタイムであるということです。次のような台詞があります。
そんな言葉なんか口に出しちゃダメだって
日向坂46「アディショナルタイム」
誰だってわかってると思ってた さっきまで
こういう時って悪い方向 進むものね
(中略)
ここでさよならなんて…
冒頭の歌詞です。冒頭から、男性側が別れ話を切り出しています。
ちょっと待ってよ それじゃあっさりし過ぎじゃない?
日向坂46「アディショナルタイム」
全然 後ろ髪引かれないの?
少し残っているでしょ?アディショナルタイム
しかし、別れ話を切り出した男性に対して、女性側は引き止めようとしています。もうちょっと私と付き合ってくれ、そういっていますね。ここで別れるんじゃなくてもうちょっと付き合って、これが歌詞のタイトルになっているアディショナルタイムということでしょう。こういうように別分野の言葉を恋愛分野に当てはめて歌詞にするというのはさすが秋元康といったところでしょうか。
最初、タイトルを聞いたときは、サッカー関連の曲がくるものだとばかり思っていました(笑)。そういえば、「アディショナルタイム」というタイトルから、一部のファンの間で影ちゃんがセンターやってほしかったという声が上がっていましたね〜。結果、サッカー関連語句を引用した恋愛関連の曲だったし、おすしセンターで良かったのでは、と個人できには思っています。
しかし、秋元さん、最近、「後ろ髪を引く」という表現がお気に入りなんですかね。なんか、最近の櫻坂の歌詞にもあったような気がします。
そして話は進んでいきます。歌後半の台詞です。
ごめんね言い過ぎちゃったとか
日向坂46「アディショナルタイム」
別れるなんて冗談だよ
なんて早く否定しなさい
これもまた、女性側が別れを阻止しようとしています。秋元康が書く女性目線の歌ってこういうように傲慢な女性が多いですね。
かなり怪しい男女関係
さて、心が綺麗な人は先までの歌詞解釈で終わりでいいのですが、さらに深く考察し始めるのがファンというもの。ファンの間では、この2人の男女関係、かなり怪しくないか?と言われています。まず、次の歌詞です。
いつもだったら喧嘩をしたとしても
日向坂46「アディショナルタイム」
ストレス解消したら そこでおしまい
プレイみたいに
長めのキスして I love you!
歌詞中の単語に「プレイ」という単語が入っていますね。もちろん、プレイというのはセックスのことを指します。こういうのも秋元康っぽいなあと思ってしまいます。この単語により、2人の関係がセフレなのではないかという説が急浮上してきました。もしこの2人がセフレだとすると、喧嘩をしたとしても、ストレス解消(=セックス)したらそこでおしまい、ということになるかもしれません。
最初、ラジオでこの曲を聞いたときは、ここの部分なんといっているのか、さっぱりわかりませんでした。文字起こしをしている人を見ても、結構バラバラだったんですよね。CDを受け取って、歌詞カードを見て、びっくりしましたね。こんなえちえちな歌詞だったのか、と。
そして、このセフレ2人の関係は、次のようになります。
ひょっとして こういう関係に
日向坂46「アディショナルタイム」
疲れてたとか飽きてたとか
よくセフレの関係は飽きやすいと言いますもんね。きっとこの2人もそうだったのでしょう。
まさか好きな彼女できたとか
日向坂46「アディショナルタイム」
ここで決定打の登場です。ここで女側が「好きな彼女できたとか」と口走ります。まず、真っ当な彼氏・彼女関係なら、こんな台詞出てきません。例えば、「あなたひょっとして浮気しているんじゃないの?」とか「別の女がいるんじゃないでしょうね」などというはずです。ここで、女側が「好きな彼女できたとか」といっている時点で、この女はこの男の彼女ではないことが確定してしました。やっぱりこの2人はセフレだったのか〜
そんな根本的なことすれ違ってたなんて
日向坂46「アディショナルタイム」
ここでのすれ違いは、男側は女のことをただのセフレだと認識していたのに対し、女側は男のことを恋愛対象として見てしまっていたということなのでしょう。
というわけで…
とどのつまり、この曲は、彼女が彼氏の別れ話を引き止める歌に見せかけた、セフレに恋をしてしまった女の話だったというわけです。ファンの間ではこれが通説になっています。
さて、ここで気になるのが、メンバーはこの歌詞をどのように受け止めているのかということです。この曲が好き、と言っているメンバーは多くいますが、そのメンバーが「彼氏彼女関係についての歌」と思っているのか、「セフレ関係についての歌」と思っているのか非常に気になるところです。まあ、キャプテンあたりは確実に「セフレ関係についての歌」だと思っているだろうけど。
隠れた名曲は楽曲のロイヤリティを上げる
多分、この曲は、6thの表題楽曲のコンペに漏れた曲なのでは?と個人的には思っています。つまりは運営が各作曲家に対して、「カッコいい感じの曲作って!」と依頼し、集まった曲の中から表題曲にする曲を選ぶ。そのときに表題曲になったのが「ってか」で、表題曲にはならなかったものの、いい曲だからカップリング曲に収録しようとなったのが「アディショナルタイム」なんじゃないかな、と思っています(あくまでも個人の推測です)。だから、「アディショナルタイム」が表題曲になっていた世界線も想像してします。「アディショナルタイム」が表題曲だったなら、秋元さんはどんな歌詞に仕上げていたのだろうか(少なくともセフレ曲にはなっていないことは確実だけど)。想像してしますね。まあ、数年後に表題曲として出すよりは、新鮮なうちにカップリング曲として出すのが正解だったとは思いますね。そして、隠れた名曲というのは、楽曲のロイヤリティ(≒価値)を上げるます。この曲にはMVが製作されていません。MVが製作されている曲というのは今や気軽にYouTubeで音楽を聴くことができ、多くの人の耳に触れることになります。しかし、MVが製作されていなければ、YouTubeでは聴くことができないので、CDを買うか、音楽配信サイトまでいかなければなりません。これは一見、マイナスの要素に聞こえますが、一概にはそうとも言い切れません。人の耳に触れる機会が減少するからこそ、この曲は日向坂のファンしか知らない、私たちしか知らない「特別感」というのが付与されます。だからこそ、楽曲のロイヤリティが上がるのでしょう。結果、メンバーおよびファンの間で人気になり、
- ひなくり2021において1曲目で披露
- C/W曲にも関わらず、テレビ東京の音楽番組で披露
という形につながったんじゃないかなと思います。ただ、セフレ曲がテレビ披露されたと思うとすこしゾッとしますけどね。
まとめ
アディショナルタイムについてまとめると、次のようになります。
- メンバー・ファンともに名曲と名高い人気曲!
- セフレ関係の2人が別れる間際のストーリー
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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